【読了】朝イチの「ひとり時間」が人生を変える
《手に取ったきっかけ》
結果を出す人の朝習慣が知りたいと思ったから。
きっと著者は早く起きて勉強したり、自分磨きや新しいことへの挑戦に時間を使っているに違いない…しかし、読んでみるとこの本は違う。
(…朝は、)何かを成し遂げる時間にもできるが、一時充電する休息時間でもある。(P.31)
朝早く起きて、資格勉強や運動、なにか立派なことをしろというのではない。
自分の心の声を聴き、心の健康状態をチェックする。
本当にやりたいことをする。
だから、疲れてると感じたらぼーっとしていいし、不安でいっぱいならその思いを紙に書きだしてもいい。朝から頑張らなくていいと知って安心した。
そして、だんだん心に余裕が出てきてから、何かに「挑戦」したり「自己研鑽」や「勉強」すればいい。私は最初から、無理を強いて、「努力しなきゃ」とか「変わらなきゃ」とか難しいことから始めようとしていたと気づいた。
本の中で、起業家など有名な方のモーニングルーティンが例として挙げられているが、いきなりそのレベルはハードルが高いので、私は朝、自分が「何がしたいのか、欲しいのか」心に素直になる時間を作ることから始めたいと思う。
この本から、朝の時間を「自分で」コントロールするということが一番大切だと感じた。自分の人生を主体的に生きること。
その願いを叶えることは、特別難しいことではなく、自分がしっかり起きれれば時間は確保できる。その時間を自分へプレゼントしたい。
それでも朝布団から出たくない時がある。二度寝したい時だってある。そんな時、この本のお気に入りの言葉を思い出そうと思う。
明け方起床で確保できる時間は、人生のボーナスタイムだ。(p.50)
ボーナスタイム=おまけだから、100%有効活用できなくたってOK。それで人生がダメになるわけではない。そう思えば、気持ちが楽になる。
限りのある自分の時間を、人生をコントロールする勇気がもらえた本だった。