本読むネコの日記

本の記録や感想を書いています。

【途中経過】冒険の書

今読んでいるのが、「冒険の書 AI時代のアンラーニング」という本だ。

 

仕事の休憩時間に読んでいるので、少しずつしか読めていない。

4分の1くらいまで読み進めたか。今までの内容を少し整理したい。

 

=手に取ったきっかけ=

「冒険」というタイトルに惹かれたから。

 

数ページ読んでみて、教育関係の本なのか?と思った。

「冒険」と「教育」どういうつながるんだろう?

ワクワクするような冒険が待っているのだろうか、気になった…

 

 

=どんな本?=

“学びって本来はすごく楽しいことのはずなのにどうして学校の勉強はつまらないのだろう?人生は本来すごくワクワクするもののはずなのにどうしていつも不安を感じながら生きていかなければならないのだろう?”(p.4)

その答えを求め、歴史や先人たちの考えを紹介していくのがこの本だ。

 

 

 

以下、感想と本の内容(ネタバレ)を含みます。

 

 

 

=ここまでの感想=

この本は答えが書いているわけではない。

新しく知識を得るというより「疑う」「問う」本だ。

 

今まで当たり前だったもの。

学校、教育、その根本からなぜと問う。

 

当たり前だから疑いもしないし、問うこともない。

いかに自分が思考停止して生きてきたのか。

 

当初、ワクワクする冒険の本だという想像とは違う。

自分の当たり前と思ってきたことをぐらぐらと揺さぶり、不安定にさせる。

あるいは子どものころ「考えないように」「そう思わないように」してきた鍵付きの箱をこじ開けていく。痛みを伴う。いままで隠してきたものだ、怖い。

 

本を読んで疲れる経験をしたことがなかった。くたくたになり、何も考えれなくなる。

自分の中にある気持ちなのに、なぜ怖いと思うのだろう。

本といっしょに持ち歩くものは

私が本といっしょに持ち歩くのが、ショップで気に入って買ったポストカードだ。

実は何枚も買い集めていて、本の雰囲気やテーマに合わせて栞として使っている。

本を開くのが楽しみになるのでおすすめだ。

 

ただ残念なのが、文庫本だとポストカードはちょっと大きくて数ミリはみ出てしまう。

折ったり、汚れたりするのが嫌で、文庫本には書店でもらえる栞で間に合わせている。

 

なんだかもう少しこだわりたいと欲が出てきた。

【読了】猫語の教科書

 

《手に取ったきっかけ》

好きな映画の一つ『ポセイドン・アドベンチャー』の著者が書いた本だったから。

帯の猫が書いた本という部分が気になった。

 

=あらすじ=

友人の編集者が私(著者)のところに持ってきたのは、なんと暗号の原稿。それは1匹の猫が子猫たちに書いた「幸せに生きるための人生(猫生?)の教科書」だった。

 

=面白いポイント=

  1. 著者は大の猫好き!!猫への愛が伝わる。
  2. 猫から見た人間の様子が新鮮。その発想がなくて、ドキドキ読み進めてしまう。
  3. 「猫が子猫たちのために書いた本」だけど、「人間」にも当てはまる?

 

文庫本なのでページ数も少なく、あっという間に読めた。また、「猫語のノート」という姉妹本もある(こちらは未読)。猫好きの方、いつもと違う本(猫の視点で)を読んでみたい方にお勧め。ぜひ、読んでみて頂きたい一冊なので詳細が書けず…。

 

以下、本の内容(ネタバレ)を含む感想です。

 

 

 

=感想=

この本は猫が家猫として幸せに生きるため、どのように「人間をうまくしつけるか」をポイントに書かれた教科書。かわいい表情もしぐさも、全部計算されていた!?なんて怖い…。それでも、いいんです。利用されても、知らない振りをしよう。愛する猫に無条件降伏、それでお互いが幸せならば。

 

 

本の内容からはずれるが、猫が家を「乗っ取る」のと同じようなことが人間の生活でもある。

たとえば「職場」など。どこでも力の強いボスのような人間がいて、わがままに振舞ったり、意見する者を徹底的に排除したり。いつ自分の身に火の粉が降るか。その私だって、ある程度は快適に過ごしたい。

 

でも、もし、ボスが職場を自分の利益のためだけに「乗っ取ろうとする猫」だったら…。(もちろん可愛くない)

 

「(また人の陰口悪口を言って)気を引こうとしているんだな」

「自分を強く見せたいだけだから、気にしない」

この本を読むとボスの行動や言葉を距離を置いて冷静に対処できる気がする。

「観察する」ことに近い感覚。

「思い通りにはさせないぞ」とまるでゲーム。現状さえ楽しんでしまうような余裕。

ずいぶん気持ちが楽になった。

 

自分の場所を脅かされ「乗っ取られそう」と思ったとき、感情で動くのでなく、距離をとって冷静に対応するために。

 

私にとっても、教科書だった。

 

 

久々の土曜日の休み

念願だった部屋の机用の椅子を新調。

4月までに揃えるつもりで、家具店などを周り実物を見て決めた。

本を読むときはしっかり椅子に座って机に向かって読みたい派だ。横になって読んでいると眠くなってしまう。前よりも読書環境が良くなったはず、嬉しい。

仕事の休憩時間は読書時間です

私の仕事の昼休憩は、お弁当を食べた後が読書時間。家で読書するより集中できる、お気に入りの時間。

仕事の時間の中でも「自分のための時間」が少しでもあると心が落ち着きます。

「私は文章が書けない」と知った日

初めて記事を書いた。

自分の言葉で、読んだ本の感想を書くのがこれほど難しいとは思っていなかった。

まったく書き進められず、時間だけが経っていた。

 

本を読みながら簡単なメモは取っているのに、文章にまとめるのに苦労する。

いかに毎日の生活で文章を書かないで過ごしていたのか…

 

それを知ることができて良かった。少しずつ書くことに慣れていけばいいと思う。

 

 

【読了】朝イチの「ひとり時間」が人生を変える

 

《手に取ったきっかけ》

結果を出す人の朝習慣が知りたいと思ったから。

きっと著者は早く起きて勉強したり、自分磨きや新しいことへの挑戦に時間を使っているに違いない…しかし、読んでみるとこの本は違う。

(…朝は、)何かを成し遂げる時間にもできるが、一時充電する休息時間でもある。(P.31)

朝早く起きて、資格勉強や運動、なにか立派なことをしろというのではない。

自分の心の声を聴き、心の健康状態をチェックする。

本当にやりたいことをする。

だから、疲れてると感じたらぼーっとしていいし、不安でいっぱいならその思いを紙に書きだしてもいい。朝から頑張らなくていいと知って安心した。

 

そして、だんだん心に余裕が出てきてから、何かに「挑戦」したり「自己研鑽」や「勉強」すればいい。私は最初から、無理を強いて、「努力しなきゃ」とか「変わらなきゃ」とか難しいことから始めようとしていたと気づいた。

 

本の中で、起業家など有名な方のモーニングルーティンが例として挙げられているが、いきなりそのレベルはハードルが高いので、私は朝、自分が「何がしたいのか、欲しいのか」心に素直になる時間を作ることから始めたいと思う。

 

この本から、朝の時間を「自分で」コントロールするということが一番大切だと感じた。自分の人生を主体的に生きること。

その願いを叶えることは、特別難しいことではなく、自分がしっかり起きれれば時間は確保できる。その時間を自分へプレゼントしたい。

 

それでも朝布団から出たくない時がある。二度寝したい時だってある。そんな時、この本のお気に入りの言葉を思い出そうと思う。

明け方起床で確保できる時間は、人生のボーナスタイムだ。(p.50)

ボーナスタイム=おまけだから、100%有効活用できなくたってOK。それで人生がダメになるわけではない。そう思えば、気持ちが楽になる。

 

限りのある自分の時間を、人生をコントロールする勇気がもらえた本だった。